おすすめガイド
上野の杜と街をまるごと楽しむおすすめガイド
一日では味わいきれない上野の魅力をテーマ別にご案内。多彩な切り口でいろいろな上野をお楽しみください。
世界遺産と近代建築
上野公園は間違いなく日本の近代建築の博物館。「ル・コルビュジエの建築作品-近代建築運動への顕著な貢献-」の構成資産のひとつとして世界遺産登録された国立西洋美術館をはじめ、モダニズム建築を中心に上野を巡ってみましょう。
国立西洋美術館
本館は近代建築の父、ル・コルビュジエが設計した日本で唯一の建造物。ピロティ、スロープ、自然光を利用した照明計画など、ル・コルビュジエの建築的な特徴がとても良く表現されている作品であり、日本の戦後建築に極めて大きな影響を与えました。常設展示は松方コレクション(印象派の絵画やロダンの彫刻)を核として、中世末期から20世紀初頭までの西洋美術全般を収蔵・展示。ロダンの《考える人》やモネの《睡蓮》なども有名。
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東京文化会館
東京帝国大学卒業と同時に渡仏し、ル・コルビュジエのアトリエで学んだ、前川國男の56歳のときの設計(国立西洋美術館建設にも携わっています)。国内で最初の本格的なコンサートホールとして建てられ、今もトップクラスの地位にあります。樹木(柱)、夜空(天井)、落ち葉の地面(床)など、公園の景色と調和するホール空間の造形は、いつでも見学出来ます。
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東京都美術館
前川國男、70歳のときの設計。上野公園の森に溶け込むように設計され、建物の約60%は地下に埋められている。そのため、正門から正面玄関は見えないが、直線ではないアプローチや、機能毎に分けられた建物、少しずつずれて配置された公募展示室など、ひとつの建築の中に、都市的な要素を取り入れた空間構成が特徴。加えて、ぱっと目を引く外壁は、一見レンガ造りのようだが、タイルでできていることも特徴のひとつ。
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明治の池之端界隈
不忍池のほとり、江戸時代から大名や著名人の屋敷が並ぶ界隈です。明治の文化・芸術の香りをお楽しみください。
旧岩崎邸庭園
国指定重要文化財。三菱財閥創設者岩崎彌太郎の長男で、第3代社長の岩崎久彌の邸宅として、明治29(1896)年に竣工。ジョサイア・コンドル設計の洋館と撞球室、名棟梁大河喜十郎が手がけた和館大広間の3棟が残っています。
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横山大観記念館
明治41年(1908)この地に住み始めた大観自身のデザインによる京風数奇屋作りの建築と庭園が、大正8年にこの場所に建てられ、自宅兼画室として使用。東京大空襲で焼失後、昭和29年(1954)にほぼ同じ形で再建。大観は亡くなるまでここに住み、制作活動を行いました。細川護立公爵から送られた庭石のある庭園の樹木などは、多くの大観作品の画題となりました。旧宅およびび庭園が国史及び名勝に指定。
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弁天堂
不忍池の中心には寛永寺の弁天堂があります。天海大僧正が不忍池を琵琶湖に見立て、池の中の小島は竹生島を模して大きく造成し、寛永年間にお堂を建立したのがはじまりです。戦災で焼失後、昭和33年に現在の八角型堂宇が再建。本尊の「八臂弁才天」は芸能上達のご利益で江戸時代より多くの人々の信仰を集めています。
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龜屋 一睡亭
03-3831-0912
静岡県大井川の伏流水で育った「霜降りうなぎ」。さっぱりした味わいをぜひお試しください。ご宴会は70名様まで。休憩時間はありません。年中無休。
古月
03-3821-4751
昭和初期のレトロな和式の建物の個室でお召し上がり頂く、懐石中華料理。毎月メニューを替え、季節の新鮮な魚介類を使ったお料理でございます。ご賞味くださいませ。
話題の展覧会と上野の名店
多くのミュージアムが集まる上野では、企画展や特別展がいつも開催されています。話題の展示を鑑賞した後は、上野の老舗や名店めぐりはいかがですか?
◼︎東京国立博物館
特別展「法然と極楽浄土」
4月16日(火)〜6月9日(日)
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◼︎国立科学博物館
特別展「大哺乳類展3ーわけてつなげて大行進」
3月16日(土)〜6月16日(日)
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◼︎国立科学博物館
企画展「知られざる海生無脊椎動物の世界」
3月12日(火)〜6月16日(日)
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◼︎国立西洋美術館
企画展「ここは未来のアーティストが眠る部屋となりえてきたか?——国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ」
3月12日(火)〜5月12日(日)
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◼︎国立西洋美術館
小企画展「真理はよみがえるだろうか:ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面」
※常設展の観覧券でご覧いただけます。
2月27日(火)〜5月26日(日)
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◼︎東京藝術大学大学美術館
「大吉原展」
3月26日(火)〜5月19日(日)
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◼︎東京都美術館
特別展「デ・キリコ展」
4月27日(土)〜8月29日(木)
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◼︎上野の森美術館
「第42回 上野の森美術館大賞展」
4月27日(土)〜5月8日(水)
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◼︎国際子ども図書館
「子どもの本の夜明け 帝国図書館展」
3月26日(火)〜6月23日(日)
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デリー 上野店
03-3831-7311
「日本人の味覚、日本の米に合うカレー」をコンセプトに、昭和31年創業のインドカレー専門店です。終日営業しておりますので、博物館にお出かけの際はぜひ、お立ち寄りください。
江戸の粋
上野を巡れば、国宝から市井の文化まで、広く深く楽しめます。古くて新しい日本の文化を発見しませんか。
東京国立博物館
多数の国宝と重要文化財を含む古今の収蔵品の中から、江戸時代の絵画、書跡、衣装、工芸などの名品が総合文化展でご覧いただけます。教科書で見た逸品も!
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天寿々
03-3831-6360
昭和3年創業の天ぷら専門店。博物館鑑賞や公園散策の後のお食事に揚げたての天ぷらはいかがですか。お昼には天丼のご用意もございます。1階はカウンターとテーブル席と8名様までのお部屋、2階には25名様までのお部屋がございます。
ゆったり常設展とティータイム
ハイレベルな常設展揃いは上野ならでは。アフターはゆったりと上野の街をお楽しみください。
あんみつ みはし 上野本店
03-3835-0384
博物館を巡ったら公園を下り、上野の街もお楽しみ下さい。歩き疲れた身体に冷たい白玉クリームあんみつがお勧めです。季節の甘味で皆様のご来店をお待ちしています。
子どもとエンジョイ
上野の杜の中に、好奇心をくすぐるものがたくさん見え隠れ。子どもと宝物探しをする様な楽しい一日を。
国立科学博物館
動物の剥製、ロケットなど多くのものが展示され、地球や生命、科学技術の歴史について知ることができます。360度の迫力映像が見られる「シアター36○(さんろくまる)」や、地球館3階「大地を駆ける生命」の展示室、主に4歳から6歳お子様とその保護者の方を対象とした「親と子のたんけんひろば コンパス」(ご利用方法については国立科学博物館ホームページを要確認)もおすすめ。
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東京都恩賜上野動物園
1882年(明治15年)に開園した日本初の動物園。上野の山の緑あふれる東園ではジャイアントパンダ、アジアゾウ、ホッキョクグマ、ニシゴリラなど、蓮で名高い不忍池が広がる西園ではアイアイ、ハシビロコウ、キリン、ケーピペンギン、コビトカバなど、生物多様性に出会える生きたミュージアムです。
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参加施設
縄文から近代まで、時代もジャンルも幅広い日本美術・考古とアジア各地域の美術・考古の作品を展示。収蔵品の数は、国宝・重要文化財約740件を含む12万件超。教科書で見たあの作品にも出会えます。
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動物の剥製、ロケットなど多くのものが展示され、地球や生命、科学技術の歴史等について知ることができます。地球館3階「大地を駆ける生命」や360度の迫力映像が見られる「クラスメソッド シアター36○(さんろくまる)」もおすすめです。
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モネ、ルノワールなどの印象派の絵画およびロダンの彫刻を中心とした松方コレクションを基礎に、1959(昭和34)年に発足しました。広く西洋美術全般を対象とする唯一の国立美術館です。
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国宝・重要文化財を含む約30,000件の作品を所蔵。教科書に載っている有名な作品や、大家の若き日の習作など、年1~2回の藝大コレクション展にて所蔵品の一部を公開。様々な特別展にも積極的に取り組んでいます。
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日本初の公立美術館として1926年に開館。今年も「デ・キリコ展」「大地に耳をすます 気配と手ざわり」「田中一村展 奄美の光 魂の絵画」やアート・コミュニケーション事業など多彩なプログラムを開催します。
東京都美術館ページへ
常設展はなく、年間通して近・現代美術から話題のマンガ展まで様々な企画展や特別展を開催しています。本館横の上野の森美術館ギャラリーでは、小規模の展示ができるスペースとして個展なども開催。
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明治23年(1890)に建てられた日本最古の西洋式音楽ホールです。クラシック専門ホールとして年間100回以上コンサートが開催されています。1階の展示室では、近代日本音楽史に関する資料を展示しています。
台東区立 旧東京音楽学校奏楽堂ページへ
国際子ども図書館は、国内外の児童書とその関連資料に関する図書館サービスを行う国立の児童書専門図書館です。明治39(1906)年に帝国図書館として建築されたルネサンス様式の建物(レンガ棟)も見どころです。
国立国会図書館国際子ども図書館ページへ
明治29(1896)年に岩崎彌太郎の長男久彌の本邸として造られ、往時は約1万5,000坪の敷地に、20棟もの建物が並んでいました。洋館・撞球室・和館大広間の3棟が現存、国の重要文化財に指定されています。
旧岩崎邸庭園ページへ
文化庁国立近現代建築資料館は、我が国の近現代建築に関する図面等の劣化や散逸等を防ぐため平成25年に開館。建築資料の所在調査、関連機関連携、保護が必要な資料の収集・保管や所蔵資料の展覧会を年2回程度実施。
国立近現代建築資料館ページへ